企業の仕事に対する考え方は、一昔前と比較して大きく変化しているのである。年功序列や生涯雇用などではなく、現在は能力主義の考え方を重視する企業が多くなっているはずだ。
特に40代は、働き盛りで現場の仕事の中心になって、上司や部下の中間で悩みや問題を抱えており、そして、業種によっても仕事の内容が異なり、例えば製造業と小売業では仕事の進め方や管理職の仕事の内容もかなり違っていて、やはり中間管理職として一番仕事で悩むのが40代である。会社の最終目標は利益を確保することで、ただ単に売り上げを上げるだけでは目標を達成したことにはならないのである。
そして、中間管理職のもう一つの大きな仕事は、部下を育てることで大変難しい課題だ。大きな会社の中の歯車の一つで実際に仕事して成果を上げた実感がなく、やりがいのある仕事と感じる人は少ないはずだ。そんな中、介護の仕事が見直されており、普通のサラリーマンと比較して、介護者と実際に触れあって仕事するため体力的に厳しいこともあるかもしれないが、少子高齢化が進み今後の方向性を考えると65歳以上の構成比が現状より高くなり、本格的な高齢化社会がやってくることは間違いなく、政府も高齢化社会を意識して介護職の待遇の改善に力を入れているのである。転職を考えるなら介護の資格を取得して、実績を積み重ねスキルアップを図って会社の歯車ではなく、仕事の成果を実感できる介護職に転職するのに40代は最適な年代である。